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KNTVオフィシャル『テバク』記者会見 3月24日(木)
脚本を手がけたクォン・スンギュ作家に本作の企画意図をお伺いします。
クォン・スンギュ 朝鮮時代やその前の高麗時代から王権をめぐって争う物語はたくさんありました。『テバク』を企画する際は、そうしたありふれた話の中から独特な素材を探そうと考え、面白いテーマとして見つけたのが“賭博”でした。私が脚本の執筆において準備段階から完成まで常に気を遣っているのは「作品を通して視聴者にどんなメッセージを伝えるか」ということです。そして、どんな作品でもそうですが、善と悪が描かれます。勧善懲悪の真理を作品に溶かし込みたいと思いました。

演出のナム・ゴン監督が演出上で最も気を使った部分は?
ナム・ゴン 台本がとても面白いので、その部分をしっかりと生かしたい、私が感じた面白さを視聴者にきちんと伝えられるように表現しようという部分に最も気を遣いました。

劇中で演じるキャラクターの紹介と出演への思いをお聞かせください。
チャン・グンソク 王の血を引いて生まれましたが、庶民としての生活を送り、国の運命を守るために闘うテギル役を演じます。ドラマの序盤はとても純粋で子どものように明るく素直ですが、父の復讐のために自身の内面を見つめ直し、朝鮮一のタチャ(賭博師)、最高の勝負師になるために孤軍奮闘します。やがて民の国を作るために必死に戦うキャラクターです。

ヨ・ジング 僕はのちに英祖となる延礽君(ヨニングン)役を演じます。これまでに演じた役柄とは違って、感情を抑えることができる、“肉を切らせて骨を断つ”ことのできる勝負師です。初めて冷徹で情熱的なキャラクターに出会えたので、うまく表現したいです。

チョン・グァンリョル 私が演じるイ・インジャは粛宗によって家門が没落し、英祖の正統性に対して疑問を提起して反乱を起こす人物です。ここにいるテギル(チャン・グンソク)や淑嬪崔氏(ユン・ジンソ)とも対立する人物です。

イム・ジヨン 私は胸の痛む事件によって家族を亡くし、師匠であり父親のようなイ・インジャと共に王への復讐を志すタムソ役を演じます。よろしくお願いします。

ユン・ジンソ ムスリ(宮中の下働き)の身分から王の女、そして王の母になるまで波乱万丈の人生を生きる淑嬪崔氏を演じます。よろしくお願いします。

『テバク』に出演を決めた理由をお聞かせください。
チャン・グンソク 最初にシナリオを受け取ったとき、とても特徴的だったのは文章がとても立体的だということでした。一遍の映画を観るようにディテールが生かされたシナリオが目の前に広がったんです。目を閉じてじっとしているときも「僕がもしテギルだったら、どんな表情を浮かべるだろうか」という好奇心がどんどん湧いてきて、この作品は逃したくない、ぜひやってみたいと思いました。

ヨ・ジング 延礽君というキャラクターが持っている性格に惹かれました。「太陽を抱く月」でも似た身分に置かれた<王の血を引く王孫>という役をお見せしましたが、感情的だった前回の役柄とは違って、今回は理性的で感情を抑えることができるキャラクターなので、そうした部分を表現してみたいという欲が大きかったと思います。それで、僕もグンソク兄さんと同じように(笑)、「逃したくない」という気持ちで出演を決めました。

イム・ジヨン 私はシンプルに考えました。最初に台本を読んだとき、先の展開がとても気になって興味深く感じる部分がたくさんありました。立体的で多様な姿が表現されたタムソというキャラクターを演じてみたいという欲が湧いたんです。私にとって2作目のドラマになるのですが、時代劇をぜひやってみたいという思いもあって出演を決めました。

チョン・グァンリョル 『デバク』は視聴者へのギフトセットのように見どころが詰め込まれた作品です。何よりも、素晴らしい若い俳優たちと共演できることを大変うれしく思っています。

ユン・ジンソ 台本を読んだとき、私にこのキャラクターを務めることができるだろうかと悩んだのですが、これまで自分に合う、うまく演じられそうな役柄ばかりを多く引き受けてきたような気がして、少し「苦労してみたい」という気持ちがありました。そうした個人的な演技欲もありましたし、もちろん台本もおもしろくて、イム・ジヨンさんも言ったように時代劇というジャンルはとても魅力的です。自分が生きたことのない時代なので、常に想像やリサーチをしながら演じなければならないというところに魅力を感じました。

チャン・グンソクさん、ヨ・ジングさんはこれまでにも時代劇で好評を得ています。視聴者も大きな期待を寄せていますが、本作の新たな魅力とは?
チャン・グンソク 今までのドラマでは扱われたことのなかった闘牋(トゥジョン:賭博道具の一種で、絵や文字が描かれた細長い札)の賭場、賭博がメインテーマとなっているところがとても魅力的だと思いました。単純なゲームではなく、人生と国を賭けて全面対決する男たちの物語、その中で生まれる愛の物語などがとても立体的に表現されています。視聴者の皆さんにもきっと共感していただけると思います。

ヨ・ジング グンソク兄さんがとてもうまく説明をしてくださったので、同じ話を繰り返してしまうようですが、本当に立体的だと思います。無謀な挑戦やありえない物語ではなくとても論理的で、登場人物の感情が反映されている、キャラクターが生きた“賭け”が繰り広げられます。ご覧になる方にも同じ空間にいるような臨場感を味わっていただけるようなドラマだと思います。胸の高鳴るスリルを感じていただけると思いますし、グンソク兄さんがおっしゃったように、その中で花開く愛の物語にときめきも感じていただけると思います。さまざまな感情がドラマの中に盛り込まれているので、僕もとても期待しています。たくさんの方々に愛していただけたらと願っています。

イム・ジヨンさんはチャン・グンソクさん、ヨ・ジングさんのおふたりに愛される役柄を演じますが、どんなお気持ちですか? また、おふたりとの演技の相性はいかがですか?
イム・ジヨン とても幸せです(笑)尊敬する素晴らしい俳優のおふたりに愛されて、とても幸せで胸がときめきます。女性視聴者の方々には私の役柄に感情移入していただき、いろいろな気持ちを感じていただけたらと願っています。共演の相性については、チャン・グンソクさんのキャラクターは荒っぽくて男らしいのですが、そういった姿が私がこれまで考えていたビジュアル系のイケメンのイメージとは大きく違っていて、とても新鮮でした。ヨ・ジングさんは私よりも年下ですが、とても情熱的で真摯な姿に魅力を感じています。

記憶に残っているシーンについて、エピソードをお聞かせください。
チャン・グンソク どのシーンも編集版を見るたびに、場面構成と背景がとてもうまく調和しているなと思います。ドラマの撮影現場というものはとても慌ただしくて、常に時間が足りない状況ですが、この作品でとても驚いたことがあります。季節感とコントラストを生かすために木に梅の花などを一つひとつ貼り付けて、それを背景とするにふさわしいシーンを撮影するなど、繊細な部分が際立ったドラマです。

久々のドラマ出演となりますが、これまで演じてきた役柄とテギル役の違い、今回の役を通して俳優チャン・グンソクのどんな姿を見せていきたいかという点についてお聞かせください。
チャン・グンソク 多くの方々が記憶している20代後半までの僕の姿は、先ほどイム・ジヨンさんがおっしゃった“イケメン”のイメージが強いのではないかと常に疑問を抱いていました。『テバク』は、俳優として男として30歳を迎える初作品として、今持っているものをすべて捨てて新しい姿をお見せできる作品になるのではないかと思っています。テギルというキャラクターに惹かれて選んだ作品ですから、これから撮影をしていきながら、しっかりとテギルを作り出していかなければならないと思っています。
イム・ジヨンさん演じるタムソは映画『背徳の王宮(原題:奸臣)』(2015)のダニ役と重なる部分もあるかと思うのですが、今回のタムソ役ではどんな違った姿を見られるのでしょうか。
時代背景や時代劇というジャンル、復讐を志す部分などにダニと重なるところを感じる方がいらっしゃるかもしれません。今回はより深い研究をして、強さよりも女性らしく魅力的な部分について繊細かつ幅広い表現ができるように頑張りたいです。男性2人に愛される人物という魅力的な部分を表現しなければならないと思っています。

チャン・グンソクさんのドラマ復帰に海外のファンからも大きな注目を集めていますが、今後の海外活動の予定と海外ファンへのメッセージをお願いします。
チャン・グンソク 『テバク』が終わった後に日本でツアーが予定されています。時間とチャンスに恵まれたら、俳優としてまた新たな作品に出演したいとも思っています。今年は休まずに一生懸命に活動したいです。撮影に入るたびに現場に来てくださるファンのみなさんもいらっしゃいますが、遠くから真心のこもった応援をしていただくこともたくさんあります。こうしたファンダム(Fandom)を持つ人間として、とても幸せを感じています。

チョン・グァンリョルさんは以前「自分が出演を決めた作品はテバク(大ヒット)する!」とお話されていましたが、今回の『テバク』の見どころは? また、後輩俳優のみなさんとの共演について一言お願いします。
チョン・グァンリョル このドラマの見どころは、俳優たちの演技の幅が広がったというところだと思います。チャン・グンソクさんに関して言えば、今回の作品によって視聴者のみなさんも、もうこれまでのイケメンのイメージを完全にお忘れにならなければならないでしょう。ヨ・ジングさんは、とても細やかな内面的な演技を表現しますし、ユン・ジンソさんは賤民から淑嬪にのし上がるまで、まさに幅広い演技力を必要とする役柄です。俳優のさまざまな姿に感情移入していただけると思います。テバク(大ヒット)すると思いますよ(笑)!ハハハハ!

チョン・グァンリョルさんと王の粛宗を演じるチェ・ミンスさんとのカリスマ対決も魅力だと思いますが、共演はいかがですか? また、ユン・ジンソさんが演じたボクスン(のちの淑嬪崔氏)は夫がいるにもかかわらず、粛宗の側室になる役柄ですが、どのようにキャラクターを研究しましたか?
チョン・グァンリョル チェ・ミンスさんとの共演は楽しいです。かなりの“自然人”なので、その自然さに合わせています(笑)


ユン・ジンソ 私も同感です(笑)ボクスンはある事情から宮中に入ることになりますが、その生活に馴染めず宮殿は恐ろしい場所だと感じているムスリの姿を自然に演じています。そうせざるを得なかった理由は、チェ・ミンス先輩がとても野性的で、獰猛な動物の王のような粛宗を演じていらっしゃるからです(笑)そんな王の前に立つことになったムスリの身分の女性だったら、どんなふうに感じるだろうかと考えながら演技をしています。淑嬪崔氏としてよりも、宮中に入る前のボクスンとして生きている時の方が私にとってははるかに気楽です(笑)

ヨ・ジングさんは「太陽を抱く月」でも王子を演じましたが、今回の王子は前回とどのような違いがありますか?
ヨ・ジング 『太陽を抱く月』ではすでに世子(後継ぎ)に選ばれた状態でしたが、今回は世子ではない王子からスタートします。宮廷の中で生き残るために孤軍奮闘して多くのことを学び感じながら、英祖という王になるのではないかと考えています。そのため、視線や感情表現、これまでの時代劇にはなかった抑揚などをたくさん研究しました。先輩方がおっしゃったとおり、父である粛宗(チェ・ミンス)はこれまでの王と違って野性的で恐ろしい猛獣のような姿を持っているので、父に似た猛獣のような王を描きたいという欲も生まれます。いろいろなことを考えながら演じています。どうぞご期待ください。

チャン・グンソクさん、ヨ・ジングさん、男同士の共演の相性はいかがですか?
ヨ・ジング 今回が初めての共演ですが、以前から知っていたお兄さんのような気がしています。台本の読み合わせはしましたが、撮影現場ではまだ同じシーンは撮影していないんです。現場で目を合わせながらの共演はまだできていませんが、すでに安心しています。

チャン・グンソク 「ヨ・ジングさんは本当に恐ろしい俳優だ」と思ったことがありました。台本の読み合わせのときも感じましたが、演技に臨む姿勢が恐ろしいほど真摯です。カメラの前ではまったく違う人間になる、そんな俳優だと思います。僕よりも10歳年下ですが、演技をするときはその年齢差をまったく感じることがないほどで、男同士の精神的なバトルにおいても互角の印象です。同じドラマで素晴らしい俳優と共演できて、楽しみながら演じていけそうです。

チョン・グァンリョルさんは『リメンバー〜息子の戦争〜』でも子役出身俳優のユ・スンホさんと共演されました。同じく子役出身のチャン・グンソクさん、ヨ・ジングさんとはどんな違いを感じますか? 
チョン・グァンリョル ユ・スンホとはとても親しく過ごしています。スンホが幼い頃に出演した作品で共演したこともありました。とても誠実な子で、『リメンバー〜息子の戦争〜』」は実はスンホの所属事務所の代表から依頼を受けて出演を快諾した作品でした。若い俳優たちと共演すると、自分が再び新人に戻ったような気持ちになります。渾身の力を振り絞って演技をする姿を見ていると、果たして自分はどんなポジションまで来ているのか、俳優として自分を振り返る機会になるんです。チャン・グンソクさん、ヨ・ジングさんは、ソフトな面もあるように見えますが、実際はとても男らしいです。男臭さがぷんぷん漂う俳優です(笑)

賭博を描いたドラマということですが、闘牋(トゥジョン)のテクニックなどについて練習はされましたか?
チャン・グンソク 最初の台本読み合わせのときに一度、闘牋(トゥジョン)をやってみようという計画がありましたが、まだみんなでやったことはありません。それぞれ家でビデオを見ながら、手の動きのテクニックなどを勉強しています。

最後に、ナム・ゴン監督からドラマの見どころをお願いします。
ナム・ゴン 私が視聴者のみなさんに「ドラマのこんな部分がおもしろいから見てくれ」と申し上げることはできません。見てください。ここにいる俳優のみなさん、そして多くの助演俳優の方々も渾身の力を注いで演技しています。本当にみなさんが苦労をしながら雨や雪の中で転がって走って倒れて、撮影をしています。視聴者のみなさんに見ていただくために頑張っているので、ご覧いただけたら悔いはありません。それが見どころだと思います。ありがとうございます。

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