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自殺が素材の暖かくてコミカルな映画『怪しい顧客たち』
幸せそうに見える男1人と、不幸に見える男女4人が偶然に出会った。保険のセールスマンと顧客たちという関係だ。不釣合いな彼らは不安な同行を続ける。映画『怪しい顧客たち』は元野球選手の傍若無人な「保険王」ペ・ビョンウ(リュ・スンボム)が、「問題ある顧客たち」の命を延長させるために孤軍奮闘する物語。

「年俸10億以下ならお前は犬畜生」とベッドの上の天井に貼り付けて、希望に満ちた毎日を送るビョンウに問題が生じる。顧客の1人がビョンウが教えた通りに、酒を多量に飲んで地下鉄にはねられて死んだ。ビョンウは自殺幇助罪で警察の調査を受ける。酒に酔った状態では、保険金が支払われるという弱点を話したためだ。ビョンウは自殺の前歴があり、人生をどのようにすれば終えられるかと悩む人々を、生命保険に加入させたことがあることを思い出して彼らを探し始める。保険会社を退職する予定だが、彼らが死亡すれば当局の調査と内偵が続いて大きな被害を受けるためだ。

きっかけはあくどい商人と同じだったが、徐々に真心がこもるビョンウは、希望的な人物に映るようになる。一人暮らしの父親(パク・チョルミン)、4人の子を持つ未亡人(チョン・ソンギョン)、トゥレット症候群患者(イム・ジュファン)、高利貸しに苦しめられる少女家長(ユンナ)の人生を、肯定的で希望的に変える存在となる。

何よりリュ・スンボムの長所を徹底して拡大した。コミックらしく誇張した行動、才知あふれる口調などで、特に口調は最高だ。顧客相手の「迫力ある口調」に、保険セールスマンの威信がにじみ出る。「生命保険を年金保険に変更すれば、氷が出てくる冷蔵庫を差し上げます」「私が子供の頃は電信柱も引き抜いて売りました」「おじさんは昔、蛍を捕まえて勉強した」等、老若男女を問わず、速射砲のように吐き出すセリフに味がある。そして感動的な場面を刻み込むのもリュ・スンボムの役割だ。

ミュージックビデオを主に演出してきた監督の、映像を伝える手腕は感覚的だ。主人公を紹介する方法で使われた交通事故シーンと、困難な生活を送る人物たちの家とその周囲の表現は写実的だ。ビョンウの交際相手(ソ・ジヘ)はなぜ登場しなければならないのか、ビョンウはなぜよりによって野球選手出身の保険セールスマンかという疑問を解決する最後のシーンは、その疑問に補償を受けたような印象だ。

4月14日封切り。



 
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