「ソウルアワード取材」「MMA 2019 (Melon Music Awards)」(後編)、BTSが8冠&レジェンド級の圧巻&貫録ステージで観客を魅了!「来年も大賞をいただけるよう、もっと努力します!」
授賞式2部のオープニングを飾ったのはITZY。ブラスバンドと共に派手に登場した彼女たちは「WANT IT?」、「DALLA DALLA」、「ICY」を披露。ファンキーで、ハツラツとした弾ける魅力いっぱいのステージを見せた。
再び「MMA 2019 TOP10」の授賞で、チョンハとM.C the MAXが受賞した後、JANNABIが特別なオルガンライブ演奏で「Good Good Night」、「for lovers who hesitate」を披露し、会場を感動的な雰囲気に包んだ。
「ホットトレンド賞」を受賞したのはAB6IX。リーダーのヨンミンは「このような大きな受賞式に参加し、ステージに上がれるだけでも光栄ですが、このように大きな賞もいただけて、本当にありがたいです。きょう参加できなかったウジンのことが頭に浮かびます。ウジンもこの場にいると思いながら、一緒にこの賞をいただき、ウジンが早く快復して、5人で良い姿をお見せできるよう頑張ります」とメンバー愛を垣間見せ、イ・デフィは「今年はとてもたくさんの方々が、歌手として新しいスタートを切りましたが、僕たちはその方たちと一緒にこの喜びを分かち合いたいと思います」とこの賞の候補に挙がったカン・ダニエル、キム・ジェファン、ハ・ソンウン、チョン・ソミら「PRODUCE 101」シリーズの仲間たちを思いやるような受賞コメントをした。
パフォーマンスステージでは、白のジャケットを羽織ったカン・ダニエルが登場。「What are you up to」に続き、着替えをシルエットで見せながら、黒のジャケットに着替えたカン・ダニエルは新曲「TOUCHIN’」を披露。シャツの胸ボタンがとれるほど、情熱的でセクシーなパフォーマンスを見せ、観客を魅了した。
「1thKパフォーマンス賞」はTHE BOYZが受賞。ファンや所属事務所のスタッフ、関係者に感謝の気持ちを伝え、ジュヨンは「2020年も良い姿をお見せできるよう頑張りますので、これからもよろしくお願いします」と来年への意気込みも見せた。また、「ロック部門」はN.Flying、「R&B/ソウル部門」はHeizeが受賞した。
続いて、チョンハのパフォーマンスステージへ。ブラックをコンセプトに「もう12時 (Gotta Go) 」披露した後、ブラック&ホワイトが共存する善と悪、その中間を表現するダンスブレイクで、ダークさと純粋さを見せると、ホワイトをコンセプトに「Snapping」をしなやかなダンスで魅せた。
パフォーマンスステージのトリを飾ったのは、やはりBTS。「Map Of The Soul : The Show」をテーマに、今年もさらにパワーアップした圧巻のパフォーマンスを繰り広げ、ファンを熱狂させた。RMが「Intro : Persona」でカリスマ性あふれる強烈なラップパフォーマンスを見せ、ステージの幕を開けたBTSは、教室セットに制服姿で登場。久しぶりに「Boy In Luv」のステージを披露すると、変わらぬメンバーたちのシンクロダンスに、会場は地鳴りのような歓声が満ちあふれた。
さらに、メンバーたちは楽しそうに軽快に「小さなものたちのための詩 (Boy With Luv)」を披露した後、「Mikrokosmos」ではメンバーたちの甘い歌声と、宇宙を連想させるステージを演出し、会場を幻想的な世界へと誘った。
続くソロのダンスブレイクでも、それぞれの魅力を存分に発揮しながら、1つのミュージカルを見るような壮大なステージを展開したメンバーたち。Vは戦士のようなダンサーたちと、JINは馬のオブジェに乗って、それぞれ強烈なパフォーマンスを繰り広げ、踊るときの体のラインがキレイだと絶賛されるJIMINは「I NEED U」に合わせ、韓国舞踊のような美しいパフォーマンスを披露し、会場をうっとりさせた。
圧倒的なステージを終えたBTS。残っている授賞は、大賞3部門となったが、BTSが全てを独占した。まず、「今年のベストソング賞」では、「小さなものたちのための詩 (Boy With Luv) feat. Halsey」で受賞。JUNG KOOKは真っ先にARMYに感謝した後、「自分が好きな音楽で、他の人たちに力や希望、幸せを少しでも届けることができて、本当に幸せ者だなと感じます。これからも、ずっと皆さんと一緒に幸せでいたいので、皆さんにとって意味があり、力になれるいい曲を一生懸命作って歌っていきます」と抱負を語り、RMは「この曲は曲名を決めるとき、皆さんに話したじゃないですか。皆さんに捧げる曲で、皆さんがどんな日常を送って、どんなものが好きで、どんなものを食べて、何を享受するのかを歌う曲です。でも、JIMINが“もし(この曲名が)皆さんに対する僕たちの愛を『小さなもの』に表現していると誤解されたらどうするの?”と心配していたのが印象に残っています。ですが、小さいことは、悪いことではないでしょ? 小さなものが、小さくないと思える日まで、僕たちは一生懸命走って、歌って、踊ります」とファンに約束し、RMとJIMINがハグをする姿がほほ笑ましかった。
次に「今年のアルバム賞」では、「MAP OF THE SOUL : PERSONA」で受賞したBTS。SUGAは関係者に感謝した後、「このアルバムを作りながら、正直本当に楽しかったです。準備の過程も楽しかったし、忙しくて、慌ただしく、スケジュールに追われていても、作業することが楽しかったです! 以前『MMA』の授賞式で、“幸せになる方法を探してみましょう”と話したことがありますが、いくら考えても、曲を作り、アルバムを作って、ツアーを回って、といったことが一番幸せです。特に、2019年はとても幸せな一年でした」とアルバムを愛してくれたARMYに感謝した。
JINも「アルバム賞は皆さんが、僕たちを本当に愛してくださったので受賞できたのだと思います。アルバムには写真も入っているし、フォトカードや隠しトラックなど、僕たちに関心を持たないと、こんなものがあるんだなと分からないからです」とし、やはりARMYに感謝した。