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  ペク・ドビン、日本映画『HERO』に出演したことはほとんど奇跡のようだった
ペク・ドビン。まだ俳優という名称はふさわしくない。まだ前面に出すほどのフィルモグラフがあるわけでもなく、しかしアイドル性や若さを前面に押し出して活動を展開しているわけでもない。ただ、今日本の最高興行映画『HERO』一編に静かに顔が出ただけだ。

映画『HERO』の出演を契機に彼の認知度は変わった。彼が今まで作品に出演しなかった訳ではないのに。彼の出演作は、名前を言えば誰でもすぐに「ア〜」という感歎詞が出てくるような作品ばかりだ。2004年『スーパースターカム・サヨン』から始まった彼の映画活動は、2005年『君は僕の運命』に連結し、2006年『クェムル-漢江の怪物』に続く。そして映画『イカサマ師』にも出演したし『Mr. ロビンを誘惑』など… この文を読んでいる人は、誰でも首を縦に振るほど知名度がある作品ばかりだ。大きい作品で、有名な俳優と共演したためか… 彼の語り口と容姿には謙遜さがにじみ出る。多分、韓国中堅俳優の巨木である父ペク・ユンシク氏の、見えない教えがあったからだろう。そして彼の人間性がそうさせるのであろう。
 
   「幼い時、私が俳優になるとは思ってもいませんでした。デビューの動機は憧憬や関心ではありませんでした。大学卒業で進路に対して悩んだ時、何といいましょうか… 何か釈然としない感じがありました。それで直接的な確認をしてみたかったんです〜 この思いは何なのか!とね」 こうしてペク・ドビンの俳優生活は始まった。それで彼には、浮かび上がりたくてやきもきする新人俳優によく見られるあせりがない。慎ましくて用心深いが、目つきだけは輝いている。この俳優はどのように成長していくのだろうか?関心が惹かれる。

ペク・ユンシク氏の息子なのが少しは負担になるだろうに、彼は意外に淡々としている。映画『イカサマ師』では、彼が彼の父と共に出演する。彼が小さい助演で、共に演技するシーンはなかったが、彼には格別な作品ではないか?「映画上での遭遇はなかったが、父と初めて一緒に出演して個人的には意味があったし、一方では負担になる作品だった」と淡々と話す。俳優になった息子に先輩として多くの教えを列法してくれたのではないかと尋ねたところ、それに対する返事も意外に淡々としていた。「父は演技に対しては指導や特別な話をしない方です。ただ含蓄的な概念で宿題のように、ぐるぐる巻きにして一言ずつ話してくれます(笑い)」 ベク・ユンシク氏もHEROを見たかと尋ねた。「封切られて一週間後に家族で団体観覧しました。映画の完成度面では新鮮だったし、スピード感があっておもしろかったと家族全員が言っていましたが、息子の演技に対しては特別な言葉はありませんでした(また笑い)」
 
  
  ほとんど無名の俳優の彼が、日本で大当たりの映画『HERO』に出演したことは、ほとんど奇跡のようだった。木村拓哉と松たか子の主演で映画化されたHEROは、日本国内で大きな話題になっただけでなく、アジアファンの大きな関心を呼びおこした。特に主演俳優や作品が韓国で多くの人気と知名度があったので、出演を希望する韓国俳優がとても多かったという話が、エピソードになって残っている。非公式オーディションにも多くのエンターテイメント会社が集まったし、特にペク・ドビンの所属会社では2〜3人の演技者が一緒にオーディションに参加したということだ。「私ではなくある友人が、日本語がとても上手でした。私の考えでは‘あの友人になるだろう〜私はだめだろう’と思っていました。この配役が私にくるとは思いませんでした。本当に信じられなかったです」 準備されていなかった人に来た幸運には試験があるという話がある。準備された者だけがチャンスに恵まれるいうことだ。 映画で彼は観客が驚くほど、発音の良い日本語を駆使する。あの俳優、韓国の人なの?と錯覚するほどだ。それで日本語の勉強を長くした人だと根拠ないうわさ(?)になる程、彼は幸運をチャンスに切り替えた。「撮影している時、日本のスタッフから何か尋ねられて慌てました。私は、日本語が全くできないのですから」  
   「私がみた木村拓哉さんは、子供のようにあどけなかったです」と、彼は日本の大俳優を回想する。実際に木村拓哉は、彼の名声と同じくらいカリスマで武装されている。だが彼は撮影会場で雰囲気メーカーの役割を確実に果たすほど気さくな性格の所有者。そして一度彼と仕事をしたスタッフや監督は、皆彼を好む。映画の中でペク・ドビンが演じたキム・ヒョヌ刑事はペン回しを度々するが、その場面を演出するために木村の特訓を受けたというニュースは、韓国でも大きな話題になって多くの媒体のニュースページを飾っていた。「とても親切にそばで指導してくれました。後で動画に録画をして見たけれど〜とても有難かったです」 木村拓哉の前作を几帳面にモニターして、事前準備をした彼は、HEROは特別編まで渉猟したし、彼が出演したドラマ『エンジン』、『ロングバケーション』等も観た… 日本の大スターと共演した今回の映画一編が、彼に多くの勉強と経験になったことが感じられた。明らかに、韓国の大スターとは違う待遇だったにもかかわらずだ。一方、松たか子には妙な連帯感を感じたというが、俳優家の血がそれを感じさせたのではないか。松たか子は彼女だけでなく、父・松本幸四郎と兄・市川染五郎も有名な俳優であり、歌舞伎家として名声を一体に得ているではないか。

本当の俳優というタイトルで呼ばれたいペク・ドビン。インタビューを進行しながら、彼が見せてくれた用心深さは本当に気分が良い。「俳優という修飾語を堂々と使える… 今はそれが難しいが、その過程を充実させて作り出していくでしょう」という一言一言に。

役やジャンルに区分なく縦横無尽に、小さい役から大きい役まで本当の俳優として高まる彼の姿が期待される。そしてもう一つ! 父“ペク・ユンシク”を越える演技者になるように願う。ペク・ユンシクの息子ペク・ドビンでなく、ペク・ドビンの父としてペク・ユンシク氏が紹介されるその日まで。
 
    
 
 
 
    
 


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投稿者:後藤 栄子  投稿日:2011-01-18 17:05:32  [修正]  [削除]
2月25日釧路でドビンさんのライブがあります。私は埼玉県から参加します。池袋でお会いして完全にいかれました。早く会いたいです。
ちなみに羽田から釧路までの飛行機も往復一緒、もちろんホテルもです。
     

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