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  強くて柔軟な俳優キム・ヨンホ、『夜と昼』に出会う
ホン・サンス監督の新しい映画『夜と昼』が、2月12日ベルリン映画祭とソウルで同時に公開された。短い逃避と、現実的な恋の終わりのホン・サンス式映画『夜と昼』は、俳優キム・ヨンホの新しい発見と共に、彼がホン・サンス監督の新しいペルソナとして不足ないことを証明する。「イノライフ視聴者の皆さん、お会いできてうれしいです。キム・ヨンホです。皆さんに福がたくさん来て、幸せになりますように願っています」 堂々として雄壮な彼との初対面は、彼がこの映画でどれくらい自信があるかを証明していた。彼とのインタビューは空港で行われた。彼が韓国で初めて、ベルリン映画祭で主演男優賞を受賞することができるか?という、韓国映画史に名を残すような事実を作りに出発する日だった。

Q、ベルリン映画祭主演男優賞候補にノミネートされた感想は?
A、俳優としてとても光栄で、とにかくうれしいですね。ハハハ

『夜と昼』は『生活の発見』、『女は男の未来だ』、『劇場前』等、誰でも映画の中の一場面ぐらいは経験してみたい、極めて平凡だがとても写実的で、見ている人を居た堪れなくする妙な才能を持ったホン・サンス監督の8本目の作品。
 
   映画の内容は小心な国選画家「キム・ジョンナム(キム・ヨンホ)」が大麻に関わり、仲間が捕まるとすぐにパリに逃避した、愉快な悪く言えば忌々しいエピソード。8月何日かから始まって、日記のように写ってゆくフレームは、逃避先のパリで起きる甘辛く突飛な内容が形良く収まっている。

Q、映画『夜と昼』ではどんな俳優と共演したのか?
A、今『テジャングム(大長今)』、『李祘-正祖大王』に出演しているパク・ウネ氏が、私の相手役で出演します。パク・ウネ氏は、ホン・サンス監督の作品にとても出演したくて、ノギャランティーで出演したことで有名です。呼吸が合って演技がしやすく、現場の雰囲気も良くとてもおもしろかったです。パク・ウネ氏だけ出演するのではありません。ドラマ『許浚』でイェ・ジナ役で出演していた、ファン・スジョン氏のカムバック作品としてもこの映画は有名です。そして先日放送されたドラマ『コーヒープリンス1号店』のイ・ソンギュン氏も少し出演します。
 
  
  映画『夜と昼』はフランス、パリでの現地撮影と言っても、エッフェル塔で有名なパリの夜景などは登場しない。本当の逃避生活を見るように、パリの閑静な村だけが写実的に背景に流れている。しかしただ一箇所、唯一この映画で見られる観光地が、有名な「オルセー博物館」だ。この博物館はフランス、パリのセーヌ川に位置した美術館で、世界的画家のヴィンセント・ヴァン・ゴッホ、ポール・ゴーギャンなどの作品を展示している美術館。美術館内部を散策しながら、作品を鑑賞するシーンが出てくるのが、ここにもおもしろいエピソードが隠れている…

Q、有名なオルセー博物館で撮影をしたというが。撮影中のエピソードは?
A、オルセー博物館が貸与料もとても高く、撮影を許可しない博物館で有名だが、博物館の館長が直接貸してくれました。単にホン・サンス監督という理由だけでね。それも無料で!驚くべきことではないですか?ところで、その博物館長の要求が何だったかと言うと、コーヒーを一杯飲むことだったが、撮影が忙しくてコーヒーを飲めなかったんですが、どうなってるんでしょう?(笑い)

 
   Q、映画のために、止めたタバコをまた吸ってしまった
タバコと酒のために、数回気絶しました。映画であの「キム・ソンナム(画家の名前)」は、いつもタバコをくわえて登場します。6年前、友人とタバコをやめようと約束して、禁煙してきたのでとても大変でしたよ。初めての場面でタバコを30回ぐらい吸って嘔吐した後、脱水症状で気力も抜けて、4時間余り気を失っていましたから。その後もタバコを吸う場面を撮影する時は大変で睡眠をたくさんとりました。

ホン・サンス監督は本来は、一緒に作業する俳優を子供のように気を使って、宝石のように用心深く扱うことで有名。だからだろうか。オーバーしない程度に、事実にごく近い、多少俳優たちには負担になることもある、ホン・サンス監督との作品を敬遠しないということが。俳優キム・ヨンホもごく当たり前(?)に、監督との作業がとても楽しかったという。ホン・サンス監督の、新しいペルソナとなったキム・ヨンホは、この作品で最高に光りを放つことができた。「あまりにも夢のようでしょう。ベルリン映画祭で、レッドカーペットを踏む私を想像するだけでも楽しくなるのに、本当にそこに私が行けるなんて。受賞をしてもしなくても、私個人にはまたとない栄光です」 ベルリンに発つ前、興奮した声でそのように笑った俳優キム・ヨンホ。しかし韓国映画界はもちろん、世界が注目した主演男優賞は、イラン映画『雀の歌』(Song of Sparrows)の「レザ・ナジエ」に輝いた。しかし競争部門に進出した21編中、唯一の韓国映画『夜と昼』は、キム・ヨンホの熱演が引き立ち、評壇と世界言論や観客から好評を得た。

遅いデビュー、そして穏やかな成長、しかし大きい俳優に成長している俳優キム・ヨンホが見せる、次の作品は果たしてどんな姿であろうか?「今までの歩みと今後も変わらないですね。今までがんばってきたように、今後も着実にするだけです。そうすれば、より良い作品で多くの方々に愛されるでしょう〜」 自身がしなければならないことと、できることを正確に知っている俳優キム・ヨンホの“大器晩成”が期待される。
 
    
 
 
 
    
 


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