芸能リポート 芸能 ドラマ 映画 日本現地 美しい人たち(Focus)
   
  
  『コーヒープリンス1号店』のキム・ドンウク、俳優としての道を歩いて
俳優キム・ドンウクはMBCドラマ『コーヒープリンス1号店』での姿が最もなじみ深い。軽々しく愉快な役が彼のイメージとして刻印されたが、キム・ドンウクにはさらに多くの姿が隠されている。

韓国芸術総合学校演劇院出身で、2003年から短編映画と演劇舞台で堅実な経歴を積み重ねた俳優がまさに彼だ。初めて大衆の前に姿を見せたのは、2004年映画『バレー教習所』であった。この映画で青少年らしい自然な演技をした彼は、次期作のクィア映画『後悔なんてしない』で破格的な演技で注目を浴びた。しかし何といっても彼の認知度を高め、スターの位置につかせた作品は、2007年最高のドラマのひとつ『コーヒープリンス1号店』でのニックネーム「作業のハリム」のように、どこにでもいる弟のように親しみやすく憎めない彼の演技を見ると、彼のイメージに合致していて彼自身の姿ではないだろうかと錯覚するほどだ。しかし直接会ったキム・ドンウクの姿は正反対だ。率直で言葉を慎しみ、そして20代後半の若者で、成長すべき演技者としての悩みに苦悩する姿は、まるでハムレットを連想させるほどだ。
 
   「白紙状態でスタートしたので、たくさん表現することができるのではないかと考えます。そういう状態だったので、演技をすればするほど受け入れられたり、自分の演技を修正するのに大きなトラブルもないようです」

演技者になろうと決心した契機は何ですか?「高校生のとき、おもしろかった映画が1編ありました。そのとき俳優という職業につして魅力を感じ、そのとき19才でこれほど何かをしてみたいという熱望を感じたことは初めてでした」その頃を回想する彼の目が一瞬光った。大衆の人気を得た彼は、映画『同居、同楽』での印象的な演技で、彼が単純に『コーヒープリンス1号店』でデビューしただけの新参演技者でなく、すでに鍛えられた演技者だということを確認させた。そして多様な映画の助演や特別出演での出演もはばからず、活動領域を拡張した。

どんな演技をしてみたいですか?すでに彼は色々な作品で、小さいけれど比重あるキャラクターを消化している。しかし大衆的な人気を得たドラマ『コーヒープリンス1号店』のキャラクターのために、分別がない浮気者のキャラクターに固定してしまったことは事実だ。しかし、「雑食性で、片っ端からすべて演じてみたい!」という旺盛な彼の演技欲は、今後の彼の発展を期待させる。

2009年は『カフェ・ソウル』という映画で、日本のファンにお目にかかる。映画『カフェ・ソウル』は韓日合作映画で、俳優斉藤工が出演してすでに日本で相当な人気を得ている前UNグループ出身のキム・ジョンフンが出演する。日本のフリーランサーが韓国に到着して、3代続くトク(韓国餅)カフェの伝統を継続する「モランダン」を訪ねて取材したストーリーを物語りにした映画『カフェ・ソウル』。「キム・ジョンフン氏が軍に入隊したではないですか。最後の作品だと聞いていましたが、一緒に撮影するシーンがあまりなくて、親しくなる機会がありませんでした。いつかこのような作品に出演して、親しく話をして撮影をしてみたいです。そして映画が日本ファンにどのように見ていただくことができるか期待しています〜」
 
  
  俳優とだけ考えていたからか、ミュージカルを消化する彼を見て驚いた。予想もできなかった歌唱力を持っていたためだ。歌唱力まで認められて、ミュージカル『オンエア、シーズン2』、『兄弟は勇敢だった』で主演としても活躍し、ファンにはまた違う姿を披露する舞台になった。

最近、映画『国家代表』が封切りして興行記録を更新している。映画『国家代表』でキム・ドンウクは無愛想だが可愛い浮気者ホンチョルに扮して繊細な演技を披露する。最近封切りられた『国家代表』が、個人的に欲が出た作品だというキム・ドンウクは、「どの作品も欲が出るが『国家代表』は、出演作の中でも最もスケールが大きいメジャー映画であり、大きな比重の役割を初めて演じたので格別だった」と語った。「ドラマ『コーヒープリンス1号店』以来、多くの方々がとても良いイメージを持って見てくださり、『国家代表』は、皆さんが待っていて下さった作品なので意味が大きいです。映画に対する期待のように、私ができる最大限のことをしたかったし、後悔せずに演技できたようです」
 
   『国家代表』はいわゆる人生の「負け犬」たちがスキージャンプ国家代表になって、各種のハンディキャップ、コンプレックスなどを克服して、這い上がろうとする内容だ。キム・ドンウクは「私も同じようなもの」と『国家代表』と自身の共通点を説明した。「私も初めは演技の門外漢だったが、今はこのように多くの人々に愛されるドラマと映画に出演するようになりました。少しづつ、少しづつ歩んで行っていると考えます。劇中の人物たちも今この瞬間に忠実にしていたら、いつのまにか国家を代表する選手たちになったのでしょう。私もそのようにすれば20〜30年後には、さらに多くの人々に認められて俳優という面目を失わずにいられるのではないかと思います」

27才の青年キム・ドンウクは、今の年齢でできることを思う存分してみたいという。人為的な新しい姿、成熟したイメージのための変身を、試みないという意味でもある。「私が今上手くできること、この年齢でなければ出会うことが難しい作品を探します。まだ十分に若いので、挑戦して失敗を恐れる時期ではないからです。努力して上手く出来ることに対しては、それが何であろうが欲張りたいです」

キム・ドンウクは最後に「見るほどに味のある俳優になりたくて、年を取って経歴を積みながら後退しない俳優になりたい。“あの俳優、以前は良かったのに…”と言われるより、“年を取って、また違う魅力が出た”と言われたい」という目標を付け加えた。
 
    
 
 
 
    
 


ご意見ご感想などをお書き込みください.  [投稿する]
     

Copyright(c) 2000 Innolife All Rights Reserved