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  『私の期限は49日』のイ・ヨウォン、「このドラマで運命を信じるようになりました」
49日間他人の体を借りて生きていくという独特な設定のドラマ『私の期限は49日』の日本でのDVD発売を前に、江南のカフェでインタビューを行った。

2009年の『善徳女王』、2010年の映画『テンジャン』に続き、2011年『49日』で現代ドラマに帰ってきたイ・ヨウォンから秋の風の香りがするのは、単に季節のせいだけだろうか。か細い体ではあるがそこからほとばしり出るカリスマは、風なんかに負けない葦に似ている。カムバック後、主に時代劇や歴史ドラマで良い姿を見せていたイ・ヨウォンが、2011年に『私の期限は49日』で現代ドラマに戻ってきた。時代劇と現代ドラマをまたぐ間隔は、若い演技者にとっては大変なことなのだが、イ・ヨウォンにとっては全く違和感なく、まるで水が流れているかのように自然に見える。

「こんにちは。久しぶりに現代ドラマに帰ってきました。時代劇はロケ撮影も多く、宮殿のような所で撮影をたくさんするのでちょっと大変で慣れませんが、現代物は身近な所で現在を撮影をするので体的には
 
   楽でした(笑)。久しぶりではありますが、時代劇と現代ドラマの違いはあまり感じられません。私が歴史ドラマや時代物で良い評価を受けることができたのは、あこがれのせいだと思います。私はいつも上の世代の方々の青春時代に対する漠然とした憧れみたいなものがあったんです。それで本や映像でそういったものにたくさん接し、時代物に関心を持ったように思います。幸いにも周辺からは本当によく似合っていて上手く演じきったとおっしゃっていただいてうれしかったです。何年間かそんな時代物のキャラクターを演じていましたが、演技者という仕事は一つのキャラクターに定着するのは良くないと思い、現代物に帰ってきました。幸い現代物で挨拶する時もあまりぎこちない感じはなく、自然に演技を見守ってくださって非常に感謝しています」

ドラマ『私の期限は49日』はタイトルでお分かりの通り、宗教的な意味と人間の生と死の境界という奥深いものが内包されている。実際“49日”は仏教式祭祀の儀礼で、この期間に死んだ者が生前になした業によって来世での縁、即ち生が決定されると信じられている。体が入れ替わるという特異な設定と共に、いわゆる韓国ドラマのトレードマークでもあるありえない要素の数々も全くない。死というものを扱ってはいるが健康的で良いドラマがまさにこの『私の期限は49日』だ。彼女はどんな点に魅力を感じ、ソン・イギョン役を引き受けたのだろうか?

「とりあえず憑依という素材に惹かれましたし、1人2役が出来るというのが一番大きかったです。生と死という要素を持って、ロマンスメローとして解釈できるということ自体がとても興味深かったんです。また非常に軽いだけではないことも気に入りました。この2つのバランスがぴったり合っていたので挑戦してみたいと思いました」

惹かれたとはいうものの、このドラマのヒロインが演じる1人2役は本当に演技力の備わった演技者でなければ演じることが難しかっただろう。交際相手の死のせいで、一日一日人生を無意味に生きていくイギョンと、金持ちの一人娘として育ち天真爛漫なジヒョンキャラクターは極と極の人物だった。
 
  
  「はい。キャラクターに同化し、完全に自分の服を着ているように演技できるようになるまでには、ちょっと時間が必要でした。1話目の時から完璧にそのキャラクターに一致するということは欲ばりだと思います。キャラクターを演じていると、ある瞬間自分も知らずにその人になっている自分自身を発見します。演技が終わった後は自分の演技を細かくモニタリングしますが、客観的に見ることが出来る時もあれば、画面に映っている自分のキャラクターに一緒に泣けるほどキャラクターに同化している時もありました。それだけ悲しくさせることが出来たということで、自分でも上手く演技出来たと判断できます」

ドラマの中の回想シーンで高校生のシーンがあるが、歳が分からないほど制服がよく似合っていた。9歳差のチョン・イルウとのスチールカットは、ネチズンの間でも話題になるほど童顔を誇った。撮影現場でも2人に制服のCMが入ってくるんじゃないかと言っていたほどだそうだが、何かエピソードはあるか?

「制服の撮影をしてイシューになるなんて想像も出来ませんでした。撮影の時は、なんで回想シーンが高校生なんだろう・・私の大学の時の姿も出たのに・・(笑)
 
   と恥ずかしく思っていました。元々、制服やユニフォームなんかがよく似合うと言われていましたが、やはりそのシーンでも良い反応があったようです。本当に久しぶりに着たので新たな気分がしました」

パートナーの俳優らとの調和も本当に良かったと聞いた。軍隊から除隊したばかりのチョ・ヒョンジェさんもそうだし、最近韓国だけでなく日本でも良い反応を得ているペ・スビンさんやチョン・イルさん、3人の俳優との演技の息はどうだったか?

「皆さん良かったです。最初は俳優によって個性が違うのでアプローチする方法も違ったりしましたが、序盤のそんな部分を上手くキャッチして乗り越えたので楽しく撮影が出来ました。私が人をリラックスさせるスタイルなので・・皆さんと上手く合ったように思います。特に後輩であるチョン・イルさんやナム・ギュリさんには演技が上手く出来るようリラックスさせてあげようと思いました。そうすれば演技が自然に上手く出来るので。先輩として雰囲気が重くならないようにいろいろ気を使いました」

深い瞳、たおやかで純粋な美を誇るイ・ヨウォン。大げさではない彼女の涙演技は視聴者を没頭させリアリティーさを伝える。

「キャラクターに完全に没頭する方です。『私の期限は49日』も涙に対する象徴性が重要ですが、私もたった1%でも疑問が生じた場合は涙が上手く出ません。また涙の演技をする時は2〜3回もするとむしろ感情演技が出来なくなるので、1回で集中して撮ろうと努力する方です」

自分がいなくなったら周りの人々は自分のためにどれくらい本気で泣いてくれるのだろうか。誰かが自分のために純度100%の涙を流してくれるということ自体、これ以上幸せなことはないのではと思う。そんな面でドラマ『私の期限は49日』は老若男女誰もが自分の人生を少しではあれ振り返ってみさせた作品でもあるようだ。彼女にとって今回の作品は他の作品と違うどんな意味を残したのだろうか。

「このドラマは私の中にある両面性を見せることが出来たので、それが非常に大きかったように思います。暗い面と弾けるような明るさを見せることが出来て、やりたかった演技を思いっきりやったという気分です。途中途中でイスが憑依し、イスのまねもしなければならなかったので、顔が赤くなるほど恥ずかしい演技もありました。でも今思えばそんなことも本当に面白い経験だったと思います」

ジヒョンがそれほどまでに得ようとしていた本当の涙3粒。実際の自分の人生に投影して考えてみたことはあるか。

「そうですね〜涙3粒なんて・・家族以外に私のために泣いてくれる人がいるとすれば成功した人生だと思います。そしてこのドラマをしながら感じたことは、人にはそれぞれ運命のようなものがあるんだということです。生と死の決められた時間・・運命論のようなものがあるじゃないですか。ドラマの中でジヒョンが「なんで日常を楽しむことが出来なかったんだろう」と愚痴るシーンがありますが、そのシーンを撮りながらいろいろ考えました。そしてドラマ『私の期限は49日』を通じて得た結論は、日常を楽しみ一瞬一瞬意味を持って楽しく生きろという教訓を得たことです」
ドラマ『私の期限は49日』の主演女優イ・ヨウォンが語る特別な教訓の意味を、日本の視聴者の皆さんにも共に泣き、共に笑いながら感じられる時間になることを願う。

私の期限は49日 DVD-BOX1&2<ノーカット完全版>
発売中
価格:各\19,950(税込)
Vol.1〜10 レンタル中
発売元:フジテレビジョン/ポニーキャニオン
販売元:ポニーキャニオン
(C)2011 SBS
DVD公式サイト http://49days.jp/

 
    
 
 
 
    
 


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